2010年7月4日日曜日

高周波溶着

ウレタンハルの高周波溶着をしているところです。誘電性を持つウレタンに電界を印加するとウレタン分子に極性ができ、向きを揃えようとします。高周波は1秒間に何百万回も電界の向きを変えるので、ウレタン分子も1秒間に何百万回も向きを変え、ウレタン分子間で摩擦を生じ内部発熱して溶解し、2枚のシート間が分子的に結合します。熱風などの外部加熱と違い、電子レンジなどと同じ内部加熱のため、たとえば3枚重ねても1度に溶着できてしまいます。





































最後に拡げて溶着ミスがないか最終チェックします。
これでハルの完成です。
次の工程では、デッキとハルを溶着接合します。