バタフライカヤックス・フォールディングカヤックの心臓部、FRP製コックピットポッドフレームの製作中の写真です。この後、ガラス繊維を積層して左右を接合し、さらにコックピットコーミングをパテで接着します。その後、切断面の研磨、塗装を行います。機能性を持たせた3次元の複雑な形状を作り出すには、膨大な試行錯誤と手間をかけて作り上げた型が必要で、この形になるまでに3年以上かかっています。写真は2009年のもので、2010年最新モデルは少し小さく、形状も材質も進化しています。船体布の次に製作に手間のかかる部品ですが、美しいFRPコーミングやコックピット周りの剛性感、キャスターをしっかり支えることができるなど、さまざまな価値を生み出してくれます。