クルーソーの船体布に使っているウレタン布の補修を、ホームセンターで手に入るいろいろなテープや接着剤を使い、実際にどの程度の接着強度があるか、これまで使っていないものも含めて試してみました。
1・まず重要なことは、やすりがけをしないと接着できない。それはガムテープでも同じです。やすりがけをすることで、表面に引っ掛かりが出来て接着剤やガムテープの粘着部分が入り込みある程度構造的に接合できます。水をかけるとやすりがけが出来ている部分は水を弾かずに留めます。このようにやすりがけをしないと接着剤も弾きます。
2・付属の補修キットに入れている、スーパークリアが一番接着力が強い。これは溶剤が入っているので粘度が低く、荒らした表面の細かい部分まで入り込むためです。
3・シューズドクターもスーパークリアよりは劣るが十分な接着力がある。シューズドクターは溶剤があまり入っていないので、硬化後も体積が減ることなく、すり傷などの充填用にも使えます。黒く硬化後は柔軟性の高いウレタンゴムになるので、船体布のウレタンと同じ感じになります。
4・スーパーXは無溶剤で接着力は弱く、船体布補修には向いていません。
5・ゴリラテープは透明よりも通常のタイプの方がよくつきます。