荻田泰永北極点事務局から、34日目、ソリ1台とフォールディングカヤックを手放したと連絡が入りました。
スタート直後からの大乱氷帯や予想以上に悪い氷の状態により、氷の割れ目よりも氷の山を越えることが多く、予定より進行が遅れ、残された日数・体力などを考慮し、いつか現れるかもしれない氷の割れ目への備えよりも、カヤック・ソリ1台の重量を減らして着実に前進するという苦渋の決断ということでした。山になったり割れ目が出来たり、刻々と変化し続ける海氷の上を北極点という目標に向けて、さまざまな決断・決別をしながら進んでいく。想像をはるかに超える北極点への挑戦の醍醐味。
ソリ1台、カヤックの重量が減り、順調に進みだしたと思いきや今度は最大級のブリザードが接近中との情報が・・・
これからどんなドラマがあるのか、注目です!
荻田泰永北極点事務局
ロケットニュース24