2013年4月4日木曜日

キールサイドフレームの接合

クルーソータンデムの1番大きな特徴は、組立ての早さ、それを実現するために必要な収納時にそれ以上分解が必要のない一体化されたブロック部品点数(5-6ブロック)の少なさですが、バラバラにせずに収納しやすくサイズを小さくするのはさまざまなアイデアが必要でした。その一つキールサイドフレーム(キールとチャインの間にあるフレーム)。なくても水に浮かび、進みますが、幅の広いタンデムの場合、フレームとフレームの間隔が大きく、キールサイドフレームがないと船体布のたわみが大きすぎてスピード、操作性がぐんと下がり、とても快適とはいえない乗り心地となってしまいます。いかにキールサイドフレームをブロックに一体化させたまま収納、快適に背負えるか、昨年末からの試行錯誤の末、ショックコードでサイドにつなぎ、リブの分割部分にはめ込むという方法に落ち着きました。
 
キールサイドフレームの収納状態。ショックコードによりサイドのチャインフレームの横にまとまる。
 キールサイドフレームを引っ張って
 リブの末端にはめ込む
 タンデムフレームブロック
背中に当たる部分にフレームがなく快適に背負え、収納しやすい大きな開口部を開けることができました。