コックピットポッドをさらに軽量化するため、ポッド下側とコーミングの一体成型に取り組んでいます。これまではそれぞれ別に成型し、パテで接着していました。通常リジッドのFRPカヤックはこの方法でデッキとコーミングをパテで接着します。しかし、重なり部分のFRPが2重+パテの重量増加が避けられません。リジッドの場合はゲルコート仕上げ面がデッキとコーミングで反対側になるので連続的には出来ませんが、クルーソーのコックピットポッドの場合はポッド内面が仕上げ面なので、連続的に成型することが可能です。大変難しく時間のかかる型の変更・製作、さらに難しいFRP積層のテクニックが必要とされますが、完成が楽しみです。