国際線で放り投げても壊れる心配がないようにトランスフォーマーのコーミングを分割式などで試作していましたが、FRP一体コーミングには到底及ばないレベルなので、FRP一体コーミングの断面をコの字に成形せずL字で作り剛性を下げ、そこそこねじれる柔らかい感じにしてみました。その代わりにニーブレイスパイプにベルクロ止めし、ある程度の固定感を持たせました。L字にしたことにより、300gの軽量化と、かなり乱暴に扱っても壊れる心配が少なくなりました。
かなり硬いネオプレンスプレースカートでも装着できます。
(写真のものはサイズも一回り小さい相当なきついスカート)
ベルクロ留めでコーミング自体は柔らかくてもしっかり固定されます。
今日はヨーロッパからクルーソーのハルに使用しているウレタン布のメーカーの方が来られました。laboratory(研究所)だけでも50人がいるという、世界的メーカーで、世界各地のさまざまな気候に耐えれるように世界中に劣化試験場があり、繊維のわずかなゆがみ一つまで検査する徹底的な品質管理で、最高品質のインフレータブルボート、軍事用といえば必ずこのメーカーの布を使用しているぐらいの信頼があります。今回日本に来られた一番の目的は、「FUKUSHIMA」原発で使用する特殊な防護服、インフレータブル仮設シェルター関係の仕事だそうです。