2010年4月1日木曜日

デッキ・ハルの溶着接合

フル生産中です。製作には多くの工程が必要で長くお待たせしますが、誠心誠意作っていますので、ご理解宜しくお願いします。一番上の写真はバウ側ハンドル部分です。テントシート業界スタンダードモデルのSEIKO社の総合送り3倍釜ミシンはウレタンやナイロンの分厚い生地を重ねても余裕で完璧な縫い目を作っていく頼もしいミシンです。力のかかるハンドル部分は3重に縫っています。バタフライカヤックス・フォールディングカヤックのデッキとハルの接合部はこのように一度デッキ布と、ウレタンストリップを縫い合わせてから折り返してデッキ布とウレタンストリップを溶着し、さらに、このウレタンストリップとウレタンハルスキンとを溶着するという手間のかかる工程を経て作られます。不可能と思えたPVCデッキ布とウレタンスキンという異種材料の高強度・完全防水溶着接合を可能にしました。