2011年5月4日水曜日

使用後の水洗い

きれいな淡水で使用した後は乾かすだけでも大丈夫ですが、汚い淡水、海水での使用後は一度水洗い・乾燥したほうが気持ちよく収納できます。フレームは立てかけて水洗い、コックピットポッドは斜めにして内側の砂などを足を伸ばす部分に集めるように水で流し、コーミング部分を下に向けて水が流れ落ちるようにします。
船体布はボトム部分をあわせるように2つ折りし、スターンテンションロープをバウ側ハンドルを通して、はしごなどに結び付け、上から吊り下げるようにして水洗いします。バウ内側はハッチからホースを入れ、上向きに勢いよく水を出して洗います。注意点はエアチューブのバルブを確実に閉じることです(中央のボタンが飛び出た状態で)。開けたままだと、エアチューブの中に水が入ることがあります。
バルブは確実に閉じてください

赤穂御崎試乗会

赤穂御崎での試乗会。
 べた凪でカヌーの経験が浅い方の試乗には最適な天候で、家族で、また遠方からも試乗に来られました。途中、相生から15km漕いで来られたクルーソーユーザーの方も到着してクルーソー6台が集合し、赤穂御崎を中心に活動する「海っ子倶楽部」もカヌー体験会を開催していて、多くのカヌーが赤穂御崎に集まりました。

2011年5月2日月曜日

kayak誌発売

「カヤック~海を旅する本~」も届きました
昨日は岡山からクルーソー460イエローの引き取り、組み立て説明を聞きにお客様が来られました。イエローは依然一番人気で色鮮やかな発色は海で目立ち安全性も向上します。

2011年4月30日土曜日

トランスフォーマーの収納方法

トランスフォーマーをコンパクトに収納する方法をご紹介します。ポイントは次の2つ

1・FRP一体成型コーミングを一番初めにバックパック底部分(背面パネル)に入れる。
こうすることによって、背面パネルがしっかり張ってフレーム入りバックパックのように背負いやすくなります。また、次に入れる船体布と、背面布のやわらかい素材の間に挟まれ、傷つきにくくなります。
2・シートはデッドスペースになるトランスフォーマーフレームのリブを折りたたむ部分の間に入れると、よりスペースを有効に使えます。

FRP一体成型コーミングによりしっかり張った背面パネル
コーミングを一番初めに入れます。向きは凸面を上、コーミング後ろ側を下側に
次に船体布を入れます(出来るだけ空気を抜いて)
シートはリブを折りたたむ部分の間に入れます
船体布の上にシートを挟み折りたたんだトランスフォーマーフレームを入れます。
 
最後にバウ、スターンフレームを入れてストラップで締め付けます。
収納サイズ約90cmx48cmx32cm

2011年4月29日金曜日

パドルフロート固定

沈脱時の再乗艇に使うパドルフロートを固定する方法。あらかじめストラップ1本をコックピット後ろのDリング2個、フラップ締め付けバックル2個を通して四角形に締め付けておけば、いざというときはパドルを通すだけで固定できます。


2011年4月28日木曜日

カヌーワールド・カヌーライフ発売

雑誌「カヌーワールド」、「カヌーライフ」一足早く、届きました。30日発売です。
カヌーワールドの新連載「ファルトボートに首ったけ!伊根の舟屋で海上散歩」でクルーソー460イエローが使用されています。絶対買いの見所満載です!ぜひ書店でお買い求めください。

2011年4月27日水曜日

フレームカバー改良・ボトムフレーム収納方法

改良希望の声が多かったフレームカバーが完成しました。運搬時にコックピットポッド底部分が擦れないように底部分全体を覆う10mm厚EVAクッションフォーム内臓のコーデュラナイロン製フレームカバーです。以前よりも破損に気を使うことなく、運搬できます。販売価格 3,675円(税込)
次に、ボトムフレームの便利な収納方法について、ボトムフレームを完全に取り付けたままでもフレームカバーをかぶせて収納できますが、片側のバックルをはずし、
ぐるぐるぐると片側にまるめてフレームカバーをかぶせた方が、よりフラットにコンパクトに収納でき、ボトムフレームを完全に取り外すより組み立てが簡単になる、ちょうどバランスの取れた収納方法です。

フレームカバーの間のもう片側にパドルを入れたり、PFDを入れたりすることもでき、収納力もアップします。
20cm大径ホイールを取り付けると

試乗のお知らせ

5月3日(火)午前10:00から15:00ごろまで兵庫県赤穂御崎、東福浦海水浴場にてクルーソー415、クルーソー460に試乗できます。現地へは播州赤穂駅から御崎・保養センター行きバス(1時間に2本程度)で保養センター口バス停下車。お申し込み・予約は必要ありません。ご参加お待ちしております。

2011年4月19日火曜日

大型バウハッチ試作

多くのキャンプ道具をバウ側に楽に入れたいというユーザー様からのご要望と、ハッチのアイデアを頂き、早速試作しました。これまでと同じ方式で、うまく開口部を拡げることに成功。20L以上の防水バッグでも楽に入るようになり、フットブレイスの位置調節もより簡単にできるようになりました。もう少し細部の仕上げを詰めてオプションにする予定です。これまでのハッチからの後付けアップグレードも可能。

2011年4月9日土曜日

カヤックトリップ

折りたたみ式カヌーを持っての海外カヤックトリップに情熱を注がれている、アイランドストリーム平田さんが工房に来られました。・・・すでに文化として根付いているサーフボードを片手に世界を旅するスタイルのように、フォールディングカヤックを背負ってその土地を水の上から感じたい、バックパッカーよりももっと深く・・・。国際線で運ぶ際、荷物は放り投げられるということで、トランスフォーマーのコーミングをFRP一体ではなくて縦に2分割に折り曲げる平板で試作予定。組み立ての最後に取り付けるタイプなので、スタイルに応じて入れ替え可能。その他にも旅を実践されている方ならではの貴重なアイデアを頂きました。

2011年4月5日火曜日

カートフレームをコックピットポッドに取り付け

撮り忘れていたカートフレームをコックピットポッドに取り付けた写真です。数キロと長い距離を歩くときはこちらのほうが手にかかる負担が少なく、お奨めです。写真では分かりませんが、M字形状のアルミの下側中央にメス側バックルを取り付けたストラップを結び付け、それをコックピット底部のオス側バックルに接合し、締め付けてずれを防止しています。


2011年4月4日月曜日

試乗テスト

いつもの一方通行電車バス利用・相生→赤穂でのテスト。今日は風が強く、ちょうど逆風でなかなか大変でしたがテストには好都合です。特に波の中で違いが分かる安定感、風があっても進みたい方向に無理なく進める優れたデザインは安心感があります。


15km漕いだ後の乾いたスターン荷室部分。沈などがなければ船体布の中にはほとんど水が入らないので、撤収も楽です。
写真を撮り忘れたのですが、今回はコックピットポッドにカートフレームを取り付けてみました(コックピットコーミング内側後部端にカートフレームのM字のアルミ曲げ部分の一つを当て、ストラップ2本締め付け、先ほどのM字部分の中心にNIFCOバックルメス側を取り付けたストラップ(これは標準装備ではありません)を結びコックピット後ろのオス側バックルと接続締め付け)。奥行きが大きくなり、コンパクトさは多少犠牲になりますが、タイヤが重心に近づき、手にかかる負担は軽くなります。3kmほど歩きましたが、全く問題なし。むしろ標準の軸よりも楽です。カートフレームを持っていく場合は、標準の軸は持って行かなくても大丈夫です。

2011年4月2日土曜日

BRUNTON58 カヤックコンパス

クルーソーのデッキにBRUNTON58カヤックコンパスを取り付けてみました。一番前のDリングにコンパスから伸びる左右2本ずつのショックコードをクリップオンすると上手く取り付けられます。
今日は長野からクルーソー460の引き取りにお客様が来られました。遠方からありがとうございました。工房での説明、組み立て練習後、さっそく岡山日生へカヤックキャンプに出かけられました。

2011年3月31日木曜日

コックピットポッドへの収納方法

コックピットポッドへの部品の収納で一番いいと思われる方法をご紹介します。
1・船体布をまず縦に半分折り、それを横に大体5等分に折り曲げ(クルーソー460の場合はちょうどバウハッチの末端付近で最初に折り曲げる)、体重を掛けて空気を出来るだけ抜く。
2・下写真左のくの字のとがったほうをコックピット後ろ側に入れる。
3・くの字の開いたほうを1段ずつ入れて船体布を完全に入れる。
4・収納袋にまとめたフレームの一端をまずシーソックの前部分(足を伸ばす部分)にはみ出すように入れる。(ロゴマーク部分のバックルははずしておく)
5・フレームのもう一端を後ろのコーミング下に入れる。
6・シートの座面部分をコーミング下に押し込む


ウレタン布入荷

昨年10月にオーダーしていたウレタン布の一部がようやく入荷しました。当初の納期が遅れに遅れて丸半年。ウレタン材料はその優れた特性から需要が増えてきたのか、簡単に手に入るものではないらしく、世界的に有名なインフレータブルボート用布メーカーにもかかわらず、材料がなかなか手に入らなかったようです。第2便も航空便でもうすぐ送られてくる予定です。